レセプターって何?

レセプターとは受容体を指す言葉で、外界や体内から刺激を受け取り、情報として利用できるように変換する仕組みの総称です。

リセプター、受容細胞の別名で呼ばれることもありますが、いずれも同じものです。

具体的な例としては、目の網膜において光を受け取る細胞や、鼻の中にあって、におい分子を受け取る細胞がレセプターに該当します。

細胞内では細胞膜上や、細胞質、あるいは核内にあるタンパク質がレセプターの役目を果たしています。

例としては、ホルモンの作用を受ける細胞にあってホルモンと結合する「ホルモン受容体」がレセプターとして挙げられます。

生物の細胞は、すべてこうした構造によって外界の変化を刺激として受け入れるシステムを持っており、反応をおこす性質(細胞の刺激反応性)により生命活動を維持しています。

専門的には、刺激を受け入れる細胞や器官を受容体(受容器)、反応をおこす細胞や器官を作動体(効果器)といって区別する場合もあります。

最も重要な働きを担うのは、ホルモンや神経伝達物質に関するレセプター「膜貫通タンパク質」という物質で、細胞膜の中に存在します。

この他、ステロイドホルモン受容体などの細胞内タンパク質が、生命活動において重要なレセプターとして知られています。

現在のところ機能が判明していないレセプターも数多く存在しており、それらは「オーファン受容体(孤児受容体)」と呼ばれています。

こうしたレセプターと結合する薬物の中から医薬品の候補が見つかる可能性もあり、医療技術の分野では研究が進められています。